令和6年11月1日(金) ポイント取得対象症例研究発表会(鹿児島地区)

令和6年11月1日(金)に鹿児島地区ポイント取得対象症例研究発表会を開催いたしました。

 今回は久しぶりの現地開催でしたが、他地区からのご参加もいただき、9名で開催することができました。発表者は1名で症例は2例でしたので時間に余裕があり、濃厚な意見交換を行うことができました。今回の発表者は、小倉道広さん(鹿児島大学病院)でした。

 発表された内容は「筋緊張性発声障害に対する音声治療と痙攣性発声障害に対するBotulinum Toxin注射と音声治療の併用効果:2症例の検討」でした。1例目は過緊張性発声障害に対するVocal Function Exercise:VFE とWater resistance Therapy:WRTの併用によって過緊張発声を抑制したまま、声の強さを高めることができた症例について、2症例目は痙攣性発声障害に対しBotulinum Toxin注射と音声治療を併施し自覚的評価が改善し、精神衛生面の改善を示した症例について発表していただきました。鹿児島大学病院での音声障害に対する治療の流れや最新の音声治療について丁寧に説明しながら報告をしていただき、普段音声治療を行っていないSTにも非常にわかりやすい内容でした。

 今回は対面での症例検討会が行え、WEBとは違い顔の見える会でのざっくばらんな話ができたことは対面の会の強みであるなと感じました。今後は対面の会も増やしていけたらと考えております。

演者の方、参加者の皆様、お忙しい中ご参加頂きありがとうございました。次回は令和7年1月31日(金)に現地開催(鹿児島医療センター)で症例検討会を開催予定です。ご都合のつく方はぜひご参加いただければと思います。

湯田大介(地域局:鹿児島地区)