南薩地区勉強会

1月25日(金)に南薩地区の勉強会を行い、8施設21名の参加がありました。

今回は小原病院の田中敦STより「失語症の訓練プログラムの組み立て方(症例検討を通して)」の内容で田中STの知見も加えて伝達講習をしていただきました。

失語症のリハビリにおけるSTの役割として言語機能、コミュニケーション能力の回復を支援することはもちろんのこと、その後の生活や社会参加支援など環境への働きかけを踏まえた生活期への関わりが重要であり、評価していく必要があるとのことでした。失語症者(相談者)が安心して相談でき、支援を継続していけるような窓口やネットワークがそれぞれの地域で必要であることは今後の課題として考えさせられるものがありました。

後半においては経験豊富な田中STの失語症のプログラム立案について貴重なお話をしていただきました。会話能力の評価についても詳しく掘り下げて解説していただき今後の臨床において大変参考になりました。時間の都合上、尻切れトカゲになってしまったとのことですが今後機会があれば第二弾でお話ししてくださるとのことですのでよろしくお願いいたします。

演者の方、施設利用から会場準備までお手伝いいただきました小原病院の皆様ありがとうございました。また、参加者の皆様も遅い時間まで参加頂きありがとうございました。

今回参加できなかった会員の皆様、次回のご参加を心よりお待ちしています。

 

地域局:南薩地区担当理事

川畑惇(馬場病院)