9月9日（土）、鹿児島医療技術専門学校校平川校で新人教育研修会を実施いたしました。講師にはNPO法人にじ　山下律子先生をお迎えし、「“臨床の壁”を楽しく乗り越える〜経験と体験を交えて〜」というテーマで、新人や中堅の皆さんがぶつかりそうな壁について、先生いわく「しくじり」という貴重な経験談をご紹介頂きながら、壁の乗り越え方を考えて行く時間となりました。

参加者は県内外より18名、その内会場参加者8名で、新人からベテランまで多様な経験年数の方にご参加いただきました。

　山下先生の経験や体験に合わせて、仕事に取り組む心構え、コミュニケーションや報連相のコツ、今の仕事が未来に繋がっていくことなどについてお話しいただきました。ことばやコミュニケーションという目に見えないものを扱うSTという仕事だからこそ、ベテランではなく荒削りの情熱溢れる新人だからこそできることについて、それぞれの立場で改めて考える機会になったのではないかと思います。

　研修会の後半では質疑応答と事項紹介の時間がありました。質疑応答では参加者の皆様の悩みごとやエピソード、ちょっとした工夫など日常の臨床について共有する時間を設けました。たくさんのエピソードの中に様々な工夫がみえ、非常に興味深く傾聴させて頂きました。その後の自己紹介の時間では、ご所属とお名前に加えて研修会の感想、参加動機、趣味、好きな食べ物などについて個性あふれるお話しを聞きながら、参加者の皆様を身近に感じた気がいたしました。

　言語聴覚士の仕事の難しさ、おもしろさ、奥深さについて学びつつ、共に研鑽していく仲間の繋がりを感じられた研修会になったのでは、と思います。次回の研修会も楽しく面白く開催できればと思います。皆様のご参加をお待ちしております。開催に伴いまして、講師の山下先生、当日お手伝いをいただいたスタッフの皆様に心よりお礼申し上げます。誠にありがとうございました。

学術局　新人教育担当　木佐貫太陽