鹿児島地区 ポイント取得対象症例検討会

2019323日土曜日に鹿児島医療技術専門学校で、日本言語聴覚士協会生涯学習プログラムポイント取得対称研修会を開催しました。

鹿児島地区9名。姶良・霧島地区2名の合計11名の参加者がありました。
今回、発表者は種子島医療センターの松尾あやの氏「多系統萎縮症により嚥下障害を呈した症例への食べる楽しみ拡大への取り組み」。種子島医療センターの和田楓貴氏「左心原性脳塞栓症により重度ブローカ失語を呈した症例に対する言語機能・コミュニケーション状況の改善に向けた介入」の二演題について発表・質疑応答を行いました。一演題目は、訪問リハビリの継続にてNEEDが満たされた方の発表であり、自主練習の工夫・他職種との連携・嚥下機能の評価等の話しが多く聞かれ質疑応答も積極的にされていました。二演題目は、患者様の習慣を訓練・AACに導入し、早期にNEEDを満たすことのできた方の発表でした。その方の症状・習慣に合わせ簡易AACを導入する事で、よりADL/QOLの向上に繋がるのだなと実感できる検討ができました。発表時間外でも参加者同士でディスカッション、交流をする機会もあり様々な会員の方の意見を伺うこともできとても有意義な勉強会となりました。

地区の勉強会では、他施設のSTがどの様なリハを行っているのか、どの様な情報を持っているのか、意見・情報交換の出来る場でもあります。また、発表者がどの様な事を考えているのか、質問者がどの様な視点なのか。どの様に発表するのか、どの様な質問をするのかなど、聴講するのみでも勉強になる事が多い場です。お忙しい中、演者の方、参加者の皆様、ご準備や勉強会に参加頂きありがとうございました。次回勉強会開催が決まりましたら、ご連絡をさせていただきます。また、今回参加できなかった会員の皆様、次回のご参加を心よりお待ちしています。
地域局:鹿児島地区担当理事
當房 裕幸 (ひまわり病院)