鹿児島地区勉強会
令和元年7月6日土曜日ひまわり病院にて鹿児島地区勉強会を開催しました。
鹿児島地区22施設、南薩地区1施設、北薩地区2施設、霧島姶良地区2施設の計36名の参加者がありました。
今回は、クオラリハビリテーション病院の黒木康先生に「ディサースリアに対するポジショニングと呼吸、発声の基本~実技~」と題して講義・実技指導がありました。
講義では、適切な呼吸産出のための前提条件の話として、脊柱や胸郭、協調した筋活動の話や頭頚部から体幹の分離、喉頭の適度な安定の話などを行っていただき、それに伴う実技として、上肢の位置と呼吸・肩甲帯の動きの体験、肩甲帯の運動の確認、呼吸訓練、ヘッドコントロールでの頸部のリラクセーションを実施していただきました。参加者の皆さんもペアを組み治療を受ける側、治療を行う側、共に実施することができ、新しい気づきや、再確認ができとても有意義な勉強会であったとの意見を多く頂きました。実技の勉強会が少ない中多くの方に興味を持っていただき、今回は開催することができました。今回の勉強会を通し、呼吸・発声に対して姿勢・治療を再度考え直す機会が得られました。講師を引き受けて頂いた黒木先生、参加をして頂いた皆さん、お忙しい中ありがとうございました。次回鹿児島地区の勉強会は症例検討会を予定しております。また、今後も実技の勉強会等も検討していきたいと思いますので、多くの方のご参加をお待ちしております。
地域局 鹿児島地区担当 當房裕幸