鹿児島県言語聴覚士会 災害対策研修-災害支援活動までに知っておくべきこと-
徳田脳神経外科 下甫木 猛 氏を講師にお招きし,令和6年 8月 3日(土)「鹿児島県言語聴覚士会 災害対策研修-災害支援活動までに知っておくべきこと-」を開催しました.下甫木氏は,これまで熊本地震,西日本豪雨災害,能登半島地震において地域JRATとして避難所支援やロジスティックス要因として本部内活動に携わられて来られた経験を踏まえ,災害支援チームの中で私たち言語聴覚士が職能団体としてとるべき行動や考え方,個人として被災地で求められていることなどを大変分かりやすく伝達してくださいました.各病院・施設単位で毎年行われる防災・避難訓練は「もしもの時のシュミレーション」として皆さん自分ごととして取り組んでいると思います.近年の異常気象に加え,桜島のお膝元にある鹿児島県においては,いつ何が起こってもおかしくないことを改めて認識する必要があると考えさせられました.講義の中で「地域リハの延長線上に災害対策がある」「顔の見える関係性が重要」と述べられており,県士会としては横と縦の繋がりを密なものにする取り組みを継続していく中で,いかなる時も連携が行いやすい関係(環境)作りに力を入れていきたいと考えています.
学術局 小倉道広