11月11日（日）、鹿児島医療技術専門学校 平川校にて平成３０年 生涯学習プログラム専門講座 「高次脳機能障害、発達障害、認知症にみる障害の神経心理的な理解と支援」をテーマに開催されました。
早稲田大学教育･総合科学学術院教育心理学教室 教授に坂爪 一幸 先生をお招きし、ご講話頂きました。

研修会には、54名と多くの参加がありました。
参加者は臨床経験10年目以上の会員さんも多くご参加され、この研修会への関心の高さも感じられました。

講義では、神経心理学的所見から得られた情報からアプローチの方法、機能・能力面の「強み」と「弱み」を知るなど一連の評価から訓練までの流れについて、言語聴覚士として必要な評価・訓練・助言方法について分かりやすく説明がされました。さらに坂爪先生が経験された症例の説明や東京都の取り組みについてなど、教育と臨床現場との情報共有の重要性を伝えて頂き、参加者の皆さんはメモをとりながら、時にはうなずきながら熱心に聴き入っていました。

研修会後のアンケートでも、「成人も小児に対しても神経心理学評価をしっかりして訓練に活かしていく必要があると改めて感じた」、「説明が分かりやすくよかった。成人にも活かせる内容だった」「機能的な事だけではなく、多面的にみて関わっていく必要があると感じた」など好評な意見ばかりでした。

ご多忙な中、講師をしてくださった坂爪先生ありがとうございました。