北薩地区ポイント取得対象研修会(北薩地区)

2015年度第1回ポイント取得対象症例検討会(北薩地区)が開催されました。今回は2人のSTが発表し、18名(7施設)の地区会員が参加しました。
 演題は、川内市医師会立市民病院の上夷STから「内頸動脈内膜剥離術後注意障害の改善が得られた一症例 ~内頚動脈狭窄症が高次脳機能へ及ぼす影響~」、博悠会温泉病院の吉永STから「超維持期の失語症患者へのコミュニケーション方法の取り組み」を発表して頂きました。
上夷STの発表は、手術前後での高次脳機能の評価の意義とその解釈など経験年数に関わらず多くの意見が飛び交いました。内頚動脈狭窄症と高次脳機能の関係を考察する良い機会となりました。
 吉永STは超維持期の失語症患者に対して、環境設定やチームで関わる視点など、ICFを用いてわかりやすく発表されていました。ICFの視点で患者の今後の活動や参加をより具体的に考えることで、より良いアプローチができることを改めて学ぶことができました。
先輩STのより深い視点やアプローチの柔軟性を知り、若いSTからの熱気を感じ、多くの刺激を得ることができました。
《報告者》芝真裕子(川内市医師会立市民病院)

発表していただいた上夷ST、吉永STはじめ、会を盛り上げてくださった参加者のみなさま、本当にありがとうございました。
今後も地区会員みんなの力で、この北薩地区をより一層盛り上げていきたいと思います。 
北薩地域局理事 久保田空