生涯学習プログラムポイント取得対象症例検討会
2017年2月25日土曜日に厚地脳神経外科病院にて、日本言語聴覚士協会生涯学習プログラムポイント取得対象症例検討会を開催しました。
鹿児島地区9施設11名、姶良霧島地区3施設6名、南薩地区1施設1名の合計13施設18名の参加がありました。今回は、南風病院の吉岡もとみ氏「視空間性知覚障害・視覚性認知障害に対するリハビリテーションの経験~正確な評価に苦渋した一症例~」八反丸病院の前畠弘明氏「PACEにより実用コミュニケーション能力に改善がみられた一例」の二演題について発表・質疑応答を行いました。
吉岡氏の発表では、意識障害やバリント症候群、統覚型視覚失認の影響により既存の検査が困難であったため、工夫した評価や治療により日常生活動作の改善がみられた症例について検討することができました。
前畠氏の発表では、伝導失語を呈した方に対してPACEを実施し、実用コミュニケーション能力が向上した方に対して検討することができました。
二演題共に、参加者から質問・助言が多く聞かれ積極的な意見交換ができ、終了後も多くの方が他施設の参加者と話をされたり、2名の発表者と話をされたりと、参加者みなさんが、それぞれの目的を持って参加されている様子も窺え、会場時間の許す限り話をされていました。お忙しい中、発表者の方、参加者の皆様お疲れさまでした。
鹿児島地区今年度最後の勉強会となりました。今年度も多くの方に参加・ご協力をして頂き、本当にありがとうございました。来年度もいろいろな方と交流・勉強ができる機会を設けていきたいと思います。来年度も会員皆様のご参加を心よりお待ちしております。
地域局:鹿児島地区担当 當房裕幸