鹿児島地区定例会を開催しました
12月20日(金)に鹿児島医療センターで定例会を開催しました。忘年会シーズンでお忙しい中、8施設14名の参加を頂きました。今回は『QOL』について、2グループに分かれてKJ法を使ったワークショップを行いました。リハビリテーション分野におけるQOL向上の報告が増えてきている中、それぞれの立場・役割で参加者の方々から様々な意見が聴かれ、共有することが出来ました。
また、三船病院の大濵STからはCOPMによるdemand抽出、順位化、評価、目標設定、再評価の流れについて、
鹿児島大学医学部・歯学部附属病院の三浦STからは『歯科領域のSTが取り組むQOL評価』についてお話を頂きました。
患者・家族のQOLとしては疾患の時期・障害(合併症)・種類等の健康関連(身体機能面)、心理面、役割・機能(活動など)社会面、人生観、宗教観等からQOLの構成を考えることが出来ました。一方で、評価方法、ST個々のQOLの理解度、チーム内での捉え方の不一致等の問題もあります。また、そもそもある尺度に当てはめQOLを評価することが本当に必要で正しい事なのかも考える機会にもなりました。
ワークショップでは、
Aグループはブドウの房とそれを絞り出したワインに見立てて、QOLを捉えるモデルを、
BグループはあるSTが釣りをする活動に見たててST自身がQOLを理解していく様子を提示していただきました。
不慣れな進行と、大きなテーマで満足のいく会とはならず反省しておりますが、地域のST同士であるテーマについて意見交換をする機会は今後も必要と思います。ご参加・ご協力いただきました会員の皆様有り難うございました。
地域局:鹿児島地区担当理事
田場 要(鹿児島医療センター)