南薩地区ポイント取得対象症例検討会

2019年12月5日に南薩ケアほすぴたるにて、ポイント取得対象症例検討会を実施しました。

南薩地区7施設合計21名の参加者がありました。
一演題目は、南薩ケアホスピタルの日渡恵乃氏による「誤嚥予防を目的とした姿勢矯正と車椅子座位への取り組み」。二演題目は、指宿医療センターの肥後尭志氏による「誤嚥性肺炎を呈した成人期のダウン症候群の症例〜安全な食事介助を目指して〜」どちらも嚥下関連の発表となりました。

一演題目では、ポジショニングを他職種連携による多面的な視点を元に車椅子座位での食事まで可能になった症例を発表していただきました。他職種による包括的な食事のフォローを行うことで情報共有の大切さと他コメディカルへの伝達後の汎化の難しさなど考える事ができました。写真での紹介でしたが施設スタッフで作成した車椅子用のテーブルは完成度も高く機会があれば是非拝見したいと感じました。
二演題目では、成人期のDown症候群の症例を発表していただきました。参加者の中でも経験をあまりしたことのない事例であり興味深いものとなりました。評価も難渋されており、参加者同士のディスカッションの中で考え方や助言等もあり有意義な検討会となりました。
お忙しい中、演者の方、参加者の皆様、ご準備や勉強会に参加頂きありがとうございました。また、今回参加できなかった会員の皆様、次回のご参加を心よりお待ちしています。

 

地域局:南薩地区担当理事  川畑 惇(馬場病院)