第2回鹿児島地区症例検討会を開催しました
2014年2月21日に今年度第2回目の症例検討会(生涯学習プログラムポイント取得対象)を鹿児島医療センターにて開催しました。17施設・無所属会員29名、学生1名を合わせ30名のご参加を頂きました。演題は三船病院の上村ST『重度左USNを合併した摂食嚥下障害例に対する多職種連携への試み』、鹿児島医療技術専門学校の小牧ST『自力摂取、安定した嚥下の獲得に向けて検討した一症例』でした。当初は時間にゆとりがあるかと思いましたが、時間が足りないと感じるほど活発な討議がなされました。
2つの症例を通して、共通していた点は摂食・嚥下障害者に対する『姿勢』でした。言語聴覚士の関わりとしては、1症例ではチームカンファレンスを重ねて行った『代償的(能力訓練的)アプローチ、環境調整アプローチ』、もう1症例では『治療的(機能訓練的)アプローチ』による安定的な嚥下獲得方略について焦点が絞られ、STのアプローチの幅の広さを改めて感じることが出来ました。お忙しい中ご参加くださった方々に感謝いたします。また、今回は残念ながら都合がつかなかった方々も、次回は是非ご参加いただければと思います。
今年度の鹿児島地区最後の活動でしたが、参加するSTの顔ぶれも増え、意見交換も活発になりつつあると感じています。3月には今年度の鹿児島地区の活動についてアンケートを行い、次年度の運営に活かしたいと思います。
地域局:鹿児島地区担当理事
田場 要(鹿児島医療センター)