鹿児島地区ポイント取得対象症例検討会
2018年10月20日土曜日に鹿児島医療技術専門学校で、日本言語聴覚士協会生涯学習プログラムポイント取得対称研修会を開催しました。
鹿児島地区12名。姶良・霧島地区3名。南薩地区1名の合計16名の参加者がありました。
今回、発表者は米盛病院、上迫可怜氏「失語症者の復職支援~環境調整により一部業務遂行が可能となった症例~」。鹿児島医療技術専門学校、福永陽平氏「発症2年が経過した失語症例に対する仮名文字訓練について」の二演題について発表・質疑応答を行いました。
今回は二演題とも失語症についての症例検討であり、言語訓練のみでなく環境調整や後方支援にて早期に復職支援につながる事、発症から時間経過していても適切なプログラムを実施することにより、治療効果、副次効果がしっかりと出てくる事を学ぶことが出来ました。また、発表者と聴講者での質疑応答のみでなく、聴講者同士でのディスカッションをする機会もあり、様々な会員の方の意見を伺うこともできとても有意義な勉強会となりました。
地区の勉強会では、他施設のSTがどの様なリハを行っているのか、どの様な情報を持っているのか、意見・情報交換の出来る場でもあります。また、発表者がどの様な事を考えているのか、質問者がどの様な視点なのか。どの様に発表するのか、どの様な質問をするのかなど、聴講するのみでも勉強になる事が多い場です。お忙しい中、演者の方、参加者の皆様、ご準備や勉強会に参加頂きありがとうございました。次回勉強会開催が決まりましたら、ご連絡をさせていただきます。また、今回参加できなかった会員の皆様、次回のご参加を心よりお待ちしています。
地域局:鹿児島地区担当理事
當房 裕幸 (ひまわり病院)