症例検討会(鹿児島地区)開催しました

2014年9月20日に鹿児島医療センターで定例会を行いました。演題・演者は下記の2名で、14施設30名の参加があり質疑応答を含めて1時間半の症例検討会を行うことができました(日本言語聴覚士協会会員27名、非会員3名)。

1.西野将太ST(やまびこ医療福祉センター)
『脳性まひを呈し食事時のスプーン咬みがみられた一症例』

2.大津龍馬ST(八反丸病院)
『3食経口摂取への取り組み~他職種連携を通して~』

 第一演題では脳性麻痺1症例におけるスプーン咬みに対してのアセスメント(環境・情緒・感覚・頭頸部の安定など)を行い、治療的アプローチ及び間接的アプローチ(介助者への伝達・共有)、環境的アプローチについて取り組みと、その結果についての発表でした。今回のアプローチにける具体的な方法とより詳細な評価、口腔・頭頸部の局所のみならず、体幹に対する見解などの質問も見られました。また、今後の課題としてスプーン咬み減少、介助量減量への展望についても述べていただきました。
 第二演題では、被殻出血後の摂食・嚥下障害についての検討でした。失語、食思低下、病棟環境、介助量等の症例を取り巻く様々な要因について挙げられ、この症例を通しての学びの多さを伝えて頂きました。質疑応答では食思低下の原因や、食物形態や経口摂取頻度を変更する場合の見極め方法、コミュニケーション障害に対する評価やアプローチ、胃瘻造設後の関わりや、家族を含めた個人・環境因子の検討について多くのテーマが出されました。

鹿児島地区での小児症例の発表は初めてで、私自身経験のない領域だったので興味深く聴くことができました。また、摂食・嚥下障害に対するアプローチの考察から、臨床現場で直面する多くの課題についても再認識することができました。今後も様々な領域で活躍している会員の皆さんの症例検討を行えればと思います。

次回の鹿児島地区定例会は2014年11月22日、症例検討会を行う予定です。
皆様のご参加をお待ちしています。

地域局:鹿児島地区担当理事
  田場 要(鹿児島医療センター)