症例検討会(鹿児島地区)を開催しました

2014年11月22日に鹿児島医療センターで定例会を下記の発表内容で行いました。11施設20名の参加があり質疑応答を含めて1時間の症例検討会を行うことができました(日本言語聴覚士協会会員18名、非会員2名)。

谷内まみST(鹿児島大学医学部・歯学部附属病院)
『嚥下障害を誘発する基礎疾患が無いにも関わらず術後に嚥下障害を呈した症例』

脳血管疾患等を有しない高齢患者が、高度侵襲を伴う治療後に嚥下障害を呈し、訓練に難渋した経過について提示されました。討論はPresbyphagia(老嚥)、舌機能訓練に関する内容についていくつか意見が挙がりました。一方で言語聴覚士が関わることが少ない領域の治療経過に伴う嚥下障害ということもあり、いつもよりは討論が少なくなってしまった印象でした。これからは虚弱高齢者や複合的要素の嚥下障害者に対する支援・訓練は増えてくるものと思われます。今回の検討会では司会進行役を厚地脳神経外科病院のSTの方に行って頂きました。発表者・進行係・参加者の皆様ご参加有り難うございました。
また、今回参加できなかった会員の皆様、次回のご参加を心よりお待ちしています。

地域局:鹿児島地区担当理事
  田場 要(鹿児島医療センター)